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ストリップヒーター入門
ストリップヒーターとは、ある表面の上に取り付けられた装置で、その表面または周囲の空気 (ガス) を加熱するのに使用されます。

OMEGALUX™ストリップヒーターの用途

OMEGALUX™ ストリップヒーターは、主に対流式空気加熱とクランプオンインストールに使用されます。いずれかの目的でストリップヒーターを選択する場合、次の2つの重要な要因を考慮する必要があります。
  1. プロセスや環境に固有の錆や酸化に耐性があり、必要なシース温度に耐えられる適切なシース材料。標準的なシース材料は錆に耐性のある、鉄、クロム鋼、およびインコロイ (NSシリーズのみ) です。ステンレス鋼とモネルシースは追加料金でご利用いただけます。最高作動温度とシース温度は以下の通りです。
  2. 発熱体のワット密度、または加熱された表面の平方インチあたりのワット数。これは、アスファルト、モラッセ、その他の熱の移動可能性が低い、分厚い物質に対しては低くする必要があります。空気、金属、その他の熱伝導材料を加熱する場合は、高くすることができます(許容できるワット密度を決定するための曲線を参照)。
空気加熱用のストリップヒーターの選定
ヒーター選定ノモグラフ図1
  1. (D) 上のご希望の最高作動気温を選択します
  2. 動作条件に基づいて、クロム鋼製シースか錆止め鉄シース (点E) のいずれかを選択します
  3. 点 (D) と (E) を通る直線を (F) の測定値まで引くと、平方インチあたりの最大許容ワットが得られます
  4. 同等または少ないワット密度を持つ、ご希望の長さのヒーターを選択します

クランプオン用途のストリップヒーターの選定
ヒーター選定ノモグラフ図2
  1. (A) 上のご希望の最高作動温度を選択します
  2. 動作条件に基づいて、クロム鋼製シースか錆止め鉄シース (点B) のいずれかを選択します
  3. 点 (A) と (B) を通る直線を (C) の測定値まで引くと、平方インチあたりの最大許容ワットが得られます
  4. 同等または少ないワット密度を持つ、ご希望の長さのヒーターを選択します

フィン付きストリップ用のワット密度の選定
ヒーター選定ノモグラフ図3
  1. (A) で目的の最高気温を選択します
  2. 動作条件に合うようなシース
    の材料を選択します
  3. B上の最小予想気流速度を選択します。注意:自然循環は毎秒1フートに等しいです
  4. AとBで選択した点を通る直線を引きます。測定値Cが許容ワット密度です
  5. 同等または少ないワット密度を持つ、必要な長さのヒーターを選択します

高い作動温度が必要な場合、最大シース温度を超えないようにワット密度を制限する必要があります。ワット密度は、ストリップヒーターごとの「ご注文方法」の表に記載されています。一般的に、熱伝導率の低い粘性材料には、低いワット密度が必要です。薄め液や高熱伝導性の材料では高いワット密度を用いることができます。材料の熱除去能力が低い場合、過度の温度によって発熱体の早すぎる損失が発生することがあります。また、材料が黒焦げになったり、炭化したり、過熱によってその化学組成が変化してしまう可能性があります。

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ストリップヒーターの種類
HCSシリーズストリップヒーター 標準的なストリップヒーター
HCSシリーズステンレス鋼ストリップヒーターは、最高649°C (1200°F) のシース温度と平方インチあたり最大40Wのワット密度を持つ、きれいで信頼できる熱を提供します。シームレスステンレス鋼シースのおかげで、これらのセラミック絶縁ストリップヒーターは、圧延スロットにおいて寸法的に安定しています。
OTFシリーズ フィン付ストリップヒーター
高品質でコイル状のニクロム抵抗線がフィン付きストリップ発熱体の幅と長さ全体にわたって均一間隔で配置され、抵抗線を絶縁しつつ熱を素早く伝える高級耐火材料に埋め込まれています。耐火材料は、コイルからシースへの熱伝導を向上させるために、激しい水圧下で岩のような硬度と最大密度が得られるまで圧縮されます。発熱体は、高温のオーブンで焼成され、耐火材料が半ガラス化し熟成します。シース材料は、錆止めされた鉄またはクロム鋼のいずれかです。空気への伝達を改善するためにアルミめっき鋼のフィンが付いています。発熱体は個別に交換可能です。

NSシリーズ シームレスなインコロイシースストリップヒーター
NSシリーズは、高温用途のストリップヒーターの利点を提供します。ヒーターのデザイン、材料、構造により、所定の電力密度での長寿命を実現しています。インコロイシースは、誘電体絶縁値およびシースへの良好な熱伝導のために選択された、高密度に圧縮された耐火材料に埋め込まれたニッケルクロム抵抗線を囲みます。小さな断面は、スペースが要因となるような状況でしばしば利点をもたらします。
WSシリーズ 幅の広いストリップヒーター
OMEGALUX™ WSシリーズのストリップヒーターは、一端に対して直角に配置された2つの端子を含んでいます。標準幅2 ½インチは、ストリップヒーターのほとんどの用途に最適です。



Aシリーズ リングストリップヒーター
リングストリップヒーターは手軽に設置できます。この製品の平らな円形の形状は、加熱タンクの底、鉛溶融ポット、金型、プラテン、ホットプレート、インキュベーター、その他の多くの用途に最適です。






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